個別指導とは

複数の塾生を相手に、一斉に講義を行う集団塾に対し、個別指導塾の特徴は、ブースで区切られ、個別に指導を行なうところです。
塾の中でも、完全1対1授業、教師1人対生徒2、3人など、1人の教師が少人数の生徒を教える、というスタイルです。

 

生徒の学習進度や部活動などの時間的都合に合わせてオーダーメイド式の授業を選択できます。
クラスで教わる内容は同じでも、個別指導塾は生徒のレベルなどに応じた指導を受けられます。
集団塾とは異なり、随時、質問できたり、途中で授業の内容を変更したり、
カリキュラムに関しては自由度がかなり高いです。

 

 

少人数なので、質問しやすい、教師の目が行き届きやすいというのも個別指導塾の大きな魅力です。
多くの個別指導塾が無料体験授業を行っているので、お子様だけでなく保護者も個別指導塾の教室へ行って授業を体験してみましょう。
また集団塾同様に、塾ナビの口コミや資料請求、電話問い合わせで個別指導塾の理解を深めましょう。

 

 

しかし、完全に講師と生徒とが一対一の個別指導塾は少なく、
講師一人に対して生徒は2〜4人くらいが平均的です。

 

 

1人の講師が、複数の生徒を指導している状態ですので、完全な個別対応とはいえません。
同じ時間に、講師が複数のブースを定期的に回り、少しずつチェックしていくという場合、
どうしても指導内容は薄くなってしまいます。

 

 

 

塾によっては、完全に一対一で指導をしているところもあります。
また、一対一あるいは一対二(あるいはそれ以上)を選択できるところもありますが、
一対一形式ですと、グループ指導に比べて授業料が高くなります。

 

 

 

料金は、一般的には家庭教師>個別指導塾>集団塾の順で高くなります。

 

 

 

集団塾でも、有名なところは、個別指導塾より授業料が高くなる場合もあります。
また、個別指導塾でも、有名塾が経営しているところは、家庭教師よりも高くなるかもしれません。

 

 

 

集団塾に比べ、自由度が高い分、子供本人のやる気によっては、あまり進まないことも。

 

 

 

中学受験の勉強は特殊であり、かつ膨大な量が必要となります。
教える側も指導テクニックが必要で、受ける側も一定のペースでこなすことが必要です。

 

 

 

個別にカリキュラムを設定するなどフォロー体制の整備に手間がかかる分、
それなりの手間がかかってきます。

 

 

 

教材は、持ち込み可能なところもあります。
集団塾では、必ず、指定のテキストを購入しないといけません。
授業料が安くても、教材費を考えると、個別指導塾と料金が変わらない場合もあるでしょう。

 

 

 

また、個別指導塾のメリットは、「自習室」の機能を備えている点です。

 

 

 

そこの生徒であれば、スペースが開いていれば無料でブースを利用でき、自習ができます。
そして、常駐する講師に質問できるところもあるので、利用価値はかなりあります。

 

 

 

このような自習室制度を利用すれば、金銭的に得といえるかもしれません。

 

 

 

個別指導塾のメリット
家庭教師より安い。
自分に必要な指導をしてもらえる。
担当講師を変えてもらえることがある。
時間割が決まっていないので、自分の都合に合わせて通塾することができる。

 

 

 

個別指導塾のデメリット
講師の当たりハズレがある(講師が不足しやすい形態)
一対多数の場合、授業中に放置されることもある。
補習塾的役割の方が強く、大手塾に比べると受験に関するデータが少ない。
基本的な教材しかないので、難関校合格を目指す人は、別に教材を用意する必要がある。