推薦入試・面接対策
面接では、試験官が受験生に志望理由や高校生活の抱負などを質問し、人物を見たり、入学の意志を確認したりします。
受験生1人に対し、面接官数人という形の「個人面接」で行なわれることが多いようです。
面接で大事なことは、きちんと自分の主張を話すことができるかということだと思います。
例えば、志望の動機などは、明らかに、何かを参考にしました、という感じになりやすいです。
むしろ、子どもがどうしてその学校に行きたくなったのか、理由は子どもらしいものでいいと思います。
その方が自然ですし、文化祭やクラブ活動なども、理由としては当然のものですね。
自分の気持ちを、しっかりまとめておくことが大切でしょうか。
椅子に座った時の姿勢やドアの開け閉めなど、基本的な動作は練習しておきましょう。
練習しすぎる必要はないですが、とっさに慌てないためにも、一度練習しておくとよいでしょう。
大切なことは、慌てないこと。
思わぬ質問が出ても、「少し考えさせてください」と言いましょう。
なんでもすぐに答えようとする必要はありません。
一番よくないのは、黙り込むことです。
相手を見て、聞きやすい声でしっかりと答えましょう。
小さな声で話すと、自信がない、消極的に見えてマイナスです。
また、高校について、基本的なことはしっかり確認しておきましょう。
例えば、校長先生のお名前、建学の精神などは質問されてもいいように、確認しておきましょう。
決して、嘘はつかないように。
事前に資料は送られていますし、面接官は何人もの生徒を見ています。
嘘は必ずばれると思って間違いないです。
でも、嘘はいけませんが、誇張はOK(笑)
自分の気持ちそのままを答えるのではなく、質問の意図を組み、前向きに答えましょう。
例えば、「苦手科目に対して、どう取り組みますか?」という質問に対して
良くない回答例 「できるだけがんばりますが、○○は苦手です…」
良い回答例 「苦手でしたが、今後は意欲的に取り組んでいきたいです」
前向きな回答を心がけましょう。
- 客観的事実の説明
- 志望動機の説明
- 自己評価
- 中学生活について
- 勉強について
- 趣味や特技について
- 目標について
- 友達や家族について
- ニュースや新聞について
- 基本的知識の説明
例「受験番号と氏名を教えてください。」
ポイント:面接官の目を見て、大きな声できちんとき答えられるか。
・「この高校(本校)を選んだ理由を教えてください。」
ポイント:高校を調べて、理解したうえで志望しているか。
・「あなたの長所と短所(性格)を教えてください。」
ポイント:きちんと自己評価できているか。
・「中学校では、どんなことをがんばりましたか?」
ポイント:漠然と中学生活を過ごしていないか。
・「あなたの得意(苦手)科目はなんですか?その理由は?」
ポイント:科目の特性を理解しているか。自分の長所や短所とからめて把握できているか。
・「あなたの趣味や特技を教えてください。」
ポイント:通常、趣味や特技の内容(分野)は問わない。取り組み方が確認される。
・「この高校(本校)に入学したら(高校を卒業したら)したいことはありますか?」
ポイント:目標は「合格」ではなく、「合格後」にあるか。
・「ご両親(友達)はどんな人ですか?」
ポイント:自分以外の人について、どのような見方をするか。
・「最近のニュース(新聞)で印象に残ったものを教えてください。」
ポイント:時事に関心を持っているか。どのようなニュース(事柄)に関心があるのか。
・「縄文式土器と弥生式土器の大きな違いはなんですか?」
ポイント:各科目の基本的な知識を、口頭で説明できるか。
面接では、上記の基本質問から派生することがほとんどです。
例えば、
「受験番号と氏名を教えてください。」 (基本質問)
「あなたの中学校名と校長先生の名前を教えてください。」 (派生)
このような質問は「客観的な事実」の説明です。
つまり、「誰が答えても同じ答え方になる」質問です。
自分に関係あることの正式な呼称を覚えておけば、簡単に答えられます。
その他の質問についても、問われ方は違っても、問われる内容(ポイント)は大体同じです。